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院長ブログ

コロナワクチン4回目接種で思うこと(2022.05.30更新)

5月末から60歳以上の方、基礎疾患のある方のコロナワクチン接種4回目が始まりました。

当院にも、「接種券が届いたので」と、早速4回目接種の予約を取りに来られる方が、チラホラいらっしゃいます。

4回目の接種は3回目の接種から5か月間以上空けて打つことになっており、1月に3回目の接種をした方は、6月に接種が可能です。

(それに合わせて2回目と3回目の接種間隔も5か月間となりました。)

 

4回目を打ったほうがいいかどうかは正直わかりません。

「3回目までの接種で副作用がほとんどなかったのであれば4回目も打っておいてもいいのかなぁ?」と個人的には考えています。

それに、9月30日までであれば接種費用は公費で負担され、無料で打てますし、打つのなら9月までにしたほうが、お得です。(もしかすると、延長されるかも???)

4回目接種の効果ですが、3回接種済みの人と4回接種済みの人を比較したデータでは、4回目接種後は確かに発症予防効果・重症化予防効果は高くなりますが、接種後8週間を経過してしまうと、発症予防効果はほとんどなくなってしまいます。発症予防効果は接種後の2カ月程度と一時的なもののようです。重症化予防効果は8週間を経過しても70%ぐらいはありますので、そういった意味で重症化リスクの高い、高齢者や基礎疾患のある人を接種対象としているようです。

厚生労働省発表のデータでは5月の時点で日本では786万人(全人口の6.2%)が新型コロナウイルスに感染しています。報告された数がこの数なので、無症状の人なども含めると、この何倍かの人が感染しているはずです。ワクチン3回接種を終えたのに感染した人、感染後にワクチン3回目も打った人は、おそらく抗体も高くなっていると思いますので、4回目を打たなくても発症予防効果・重症化予防効果は十分に得られているかもしれません。

重症化率はワクチンの普及により、60歳未満では0.03%、60歳以上では2.49%と以前よりかなり低くなっています。60歳以上の人が100人いたら、重症化するのは3人です。

4回目のワクチン接種をしたとしたら、70%の重症化予防効果があるので、その3人のうち2人程度は重症化が予防される計算になります。

つまり計算上は、100人にワクチン接種をして2人ぐらいに恩恵があるということになります。(あくまでも計算上です)

当初、ワクチン2回接種はデルタ株に対して95%発症抑制効果があったことと比較すると4回目接種の効果は非常に限定的です。

4回目接種で得られるメリットは限定的ですので、4回目はこれまでの副作用がどの程度だったかで、打つか打たないかを決めても良いかもしれません。3回目までに副作用がほとんどなかったら打てばいいのかなぁと個人的には考えています。

ただ、基礎疾患があるなど、健康に自信がなくて、100人中の3人に入りそうな人は積極的に接種してください。

 

あとは、自費の検査になりますが、抗体検査を受けてみて抗体価が高ければ打たない、低ければ打つという選択肢もあるかもしれません。3回目接種後でだいたい2万以上まで抗体価はあがるとされていますので、抗体検査の結果、抗体価が2万ぐらいあれば、3回目の免疫が十分残っているため、4回目はまだ打たなくてもよいと判断できるかもしれません。

2回目から3回目で抗体量は約50倍になるということでした。その後、3か月で半減するようですがそれでも2回目の25倍程度は抗体量があります。理論上は、6か月後でも2回目の12.5倍程度の抗体は残るはずです。4回目も50倍ぐらいに抗体があがるのであれば3回目・4回目で抗体量は2500倍になるので、積極的に打ちたくなります。しかし実際は、4回目の接種後のデータでは、抗体量50倍というような効果はないようで、せいぜい3回目と同程度までの上昇効果のようです。免疫機能(抗体産生能)の限界なのかもしれません。

4回目を打った後には、また5回目接種の話や定期接種化の話が出てくるんでしょうか??

今のところ、無料接種は9月末までですので、打ちたい人はお早めに。

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