普段ほとんど予防接種なんか受けないという方も多いと思いますが、今年は多くの方がコロナワクチンを受けられたことでしょう。

当院でも9月以降は、12歳以上のコロナワクチン接種が始まり、子供たちもたくさんワクチン接種を受けに来ています

大人の予防接種は、コロナとインフルエンザぐらいですが、子供たちは注射が嫌いなのに、色々なワクチンを打たなくてはなりません。みんな頑張って（親に言われて嫌々という子が多いですが（笑））注射を受けに来て、本当に偉いなぁと感心します。コロナとインフルエンザだけでも2か月に計3回、13歳未満ならインフルエンザをさらにもう1回、痛い思いをしなければなりません。中学生でHPVワクチンを受けようと思うと、半年の間にさらに3回も注射を受けなければなりません。大人でもそんなに頻繁に注射をされるのは嫌ですよね。

私もそうですが、子供の予防接種はややこしく、つい忘れがちです。いつどのワクチンを打てばいいのか、本当に覚えられません。なので、インターネットで一覧表が見れます。（http://www.vaccine4all.jp）

当院でも可能な範囲で小学生以上の予防接種は行っております。（HPVワクチンはまだ当院ではしたことがありません）

大体下記のような年齢で接種があります。

10歳　日本脳炎（第2期接種）

11歳・12歳　二種混合（ジフテリア・破傷風）　三種混合でも可

小学6年~高校1年女子　HPVワクチン　合計3回

 

今後、5歳~11歳の子供のコロナワクチンも承認されそうですが、注射を受ける子供だけでなく、子供を注射に連れていかないといけない大人も本当に大変ですよね・・・

 

そして、大人の方もワクチンはしっかり打ってください。

特に高齢者の方は、肺炎球菌ワクチン（5年に1回）や最近テレビのCMでも見かける帯状疱疹ワクチンなどもありますので、（とても高価（2万円以上）、しかも2回接種ですが）きっちり打っておくほうがよいでしょう。

帯状疱疹は50歳以降で増えるため、50歳以上の方にワクチン接種が勧められています。ちなみに私は今年の3月に帯状疱疹になりました。まだ40歳なんですけどね（泣）。早めに治療薬を飲みましたが、チクチクとした嫌な痛みが1か月弱、続きました。帯状疱疹は治療が遅れると痛みも長引きやすいので注意が必要です。