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せっせと、コロナワクチン5回目接種中

[2022.11.13]

当院でもコロナワクチンの5回目の接種を行っています。当院では現在オミクロン株(BA4-5)対応の2価ワクチン(ファイザー社)のみを使用しています。

オミクロン株(BA.4-5)対応2価ワクチンは武漢で流行した従来株と第7波で流行したオミクロンBA4-5株の2種類の抗原に対応したワクチンです。2回以上の接種を終えた方を対象に、1回のみ追加接種することが可能です。4回目接種が済んだ方も5回目接種で使用できます。

当院でも9月までは従来株ワクチンの4回目接種をせっせと行っていました。4回もワクチン接種をしたのに、コロナにかかってしまう人も多くおられ、従来株のワクチンではオミクロンの感染は十分に防げないのを実感しており、オミクロン株対応ワクチンを心待ちにしていました。そして、9月にBA1対応のワクチンが認可され、当院でも10月からBA1対応のワクチン接種を始めた途端に、待望のBA4-5対応のワクチンが認可され、11月からはBA4-5対応のワクチンを使用開始しています。当院でのBA1ワクチンの使用はわずか1か月でした。

BA1ワクチンが日本で使用できるようになった時点で、欧米ではBA4-5ワクチンの接種が行われており、「日本は一世代前のワクチンを使うんかぁ。」と思っていました。そんなBA1ワクチンでも、従来株のワクチンよりは効果が高いと考えられ、使えることを喜んでいましたが、いずれはBA4-5のワクチンに切り替わるだろうとも思っていました。でも、まさかこんなにすぐに切り替わるとは・・・。日本はBA1ワクチンをファイザーからどれぐらい仕入れたのでしょうか??BA1ワクチンはモデルナのワクチンのように使用されずに廃棄される運命かもしれません。

さて、日本では高齢者(65歳以上)の4回目接種はデジタル庁のホームページによると11月11日現在で79.34%だそうです。結構たくさんの人が打っていますね。4回目接種のピークは7月~8月でしたので、4回目から3か月たった人には、5回目の接種券も届いていることでしょう。私の手元にも5回目の接種券が来ています。1年前にも何となくは予想していましたが、まさか5回目接種が現実になるとは。

4回目の接種の効果については以前のブログを見ていただいた方も多いと思います。オミクロン対応ワクチンの5回目接種の効果ってどうなんだろうと思い、調べてみましたが、5回目接種の効果に関するデータは私の検索した範囲では見つけられませんでした。アメリカのCDC(疾病管理予防センター)のサイトを見たところ、5回目接種は中等度から重度の免疫不全者に推奨とされており、日本のように4回目接種済みの全員が対象とはなっていません。ほかの多くの国でもアメリカと同様の対応のようです。こんなに5回目の接種を勧めている国って日本以外にあるのかなぁ。

国内の5回目接種を終えた人の割合は、現時点で、高齢者の5%弱、全人口の1.5%のようです。当院でも、5回目の接種予約を取られる方が多くなっています。日本人ってほんとに真面目ですね。私も5回目接種するか悩んでいますが、真面目な日本人の一人なので、高齢者の接種希望者が減ってきた頃に、5回目打っておこうかなぁ(笑)。

今後5回目接種の効果について、徐々に報告が出てくるのでしょう。報告を待ちたいと思います。

接種する側の立場としては、ファイザーのワクチンは、オミクロン対応ワクチンになってから希釈が不要になり、準備が少し楽になりました。でも、秋以降、ワクチンの種類がたくさん増えました。ファイザーの従来株、BA1、BA4-5、モデルナの従来株、BA1、BA4-5、ノババックスの7種類もあります。接種回数も1回目の人から5回目の人まで様々。打ち間違いなどがないように気を付けないといけないことが増えています。4回目接種の年齢制限がなくなったり、5歳以下の子供にもワクチン接種ができるようになったり、接種間隔も5カ月から3か月に短くなったり、インフルエンザワクチンとの同時接種が可能となったり、つい最近ではノババックスが5回目接種に使用できるようになったり、コロコロ制度が変わっていくので、変化についていくのが大変です。

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