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コロナ抗体検査を受けてみました。

[2021.09.20]

先日のブログでもご紹介しましたが、当院では新型コロナウイルス抗体検査を行っております。

私も含め、当院スタッフの抗体量を先日測定してみました。

私はワクチン接種から6カ月弱になりますが、抗体量は1040という結果でした。当院スタッフの平均値は860でした。

今回測定した抗体は、「スパイク蛋白」という、ウイルス表面の突起部分(下のウイルス画像のオレンジの部分)の蛋白に対する抗体で、理論上は抗体量が多いとウイルスが細胞内に侵入するのを防ぐことができます。感染を防ぐことができる抗体を中和抗体といいますが、その中和抗体を測定したものです。

しかし、どれぐらいの抗体量があれば感染が防げるのかといったデータがないために、1000あるから安心とも言えず、結果をみて一喜一憂するだけなのですが、ワクチン接種で一応抗体はできていることが確認できました。

ちなみにPCR検査数に限りがあった頃は、抗体の簡易検査でコロナウイルスに感染したことがあるかどうかを調べることがありましたが、ワクチン接種者が増えてきたことと、PCR検査が十分にできる体制となったため、現在は抗体検査による感染診断の意味はほとんどなくなっています。感染しているかどうかは抗原検査もしくはPCR検査で行うのが一般的です。

最近は、自分でできる抗原検査キット(1000円弱)や抗体検査キットの販売や比較的安価な自費PCR検査(数千円)を行う業者も増えてきています。安くなるのは良いのですが、精度が気になるところです。

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