メニュー

消化器内科に導入する医療機器(内視鏡編)

[2021.02.21]

5月の内科・消化器内科診療開始に向けて、現在医療機器の選定を進めています。

内視鏡システムは、シェアNo.1のオリンパスの最新機器を導入する予定です。

2020年7月に発売となったEVIS X1(エックスワン)という装置です。X1は、まだ総合病院でも導入されているところがほとんどありません。

現在、多くの総合病院で使用されているオリンパスの内視鏡システムはEVIS LUCERA ELITE(エリート)という装置ですが、最新機器のX1は、エリートと比較すると画像が格段にきれいになっています。本当にびっくりするぐらいの差があります。感覚的には、(ちょっと古いですが)テレビのアナログ放送がデジタル放送に変わった時ぐらいの衝撃があります。今でいうと、エリートはハイビジョンテレビ、X1は4Kテレビといったところでしょうか。純粋な画質だけでなく、色々な画像処理機能も追加されており、病変の早期発見につながると確信しています。詳しい機能の違いなどはホームページでも今後紹介していきたいと思います。

当院では胃カメラは経鼻内視鏡(鼻からのカメラ)を導入する予定です。口からの胃カメラは直径が9mm程度ですが、経鼻内視鏡は直径が5.4mmと細く、細い分、検査の苦痛がかなり軽減されます。私もこれまで口からの胃カメラ、鼻からの胃カメラどちらも受けていますが、(私は検査中にあまりオエっとならないので、他の方よりも楽に検査を受けられているのかもしれませんが)苦しさはやはり経鼻のほうが、断然マシです。喉の違和感もマシですし、内視鏡が胃の中で動く時に感じるおなかの突っ張り感も全然違います。口から胃カメラを飲んでいただく場合でも、経鼻内視鏡用の細いカメラを使用することで楽に受けていただけると思います。

以前は経鼻内視鏡は、口からのカメラと比較して、太さが細い分、画像が荒いという問題がありました。私自身、「自分が検査を受けるなら、少ししんどいけど、しっかり見える口からのカメラがいいな」と思っていました。しかし、最新のGIF-1200Nという経鼻内視鏡は、現在主流となっているハイビジョン画質の口からの胃カメラと比べて同等もしくはそれ以上の画質の良さです。X1とGIF-1200Nの組み合わせは、正直最高です。私も次回胃カメラを受けるなら、その組み合わせで是非お願いしたいです。

内視鏡の画質の向上は、病変の発見率を高めることにつながります。当院では最新の機器を準備し、患者様により安楽に、より精度の高い検査を提供できるようにしていきたいと思っています。

次回はエコー装置について説明したいと思います。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME