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第5波・ワクチン不足

[2021.07.15]

またコロナ感染者数が増えてきました。どうやら第5波に突入してしまったようです。

デルタ株(インド型)の増加が第5波の原因のようです。ワクチン接種が進んでいる高齢者の感染者数は減っており、今回の流行の中心は20~30代の若い世代になっており、重症患者は40~50代で増えています。

ファイザーのワクチンは、従来型には94%程度の発症予防効果がありましたが、デルタ株への予防効果は様々な報告がありますが、64~88%程度とやや効果は落ちるようです。しかし、重症化を予防する効果は90%程度あると報告されています。重症病床の逼迫をきたさないためにもワクチン接種は重要だと感じています。

第5波の収束のためにもできるだけ早くワクチン接種が進めばよいのですが、皆さんご存知の通りワクチンの供給不足のため、ワクチン接種は今後減速せざるを得ません。尼崎市でもワクチンの供給量は8月以降は3割減、8月後半からは4割減されます。折角、各自治体や医療機関の努力で、1日140万人もの人にワクチン接種ができる体制となったのに、また減らしていかなくてはいけないなんて、本当に残念です。国がちゃんとワクチンを準備してくれてさえいればと、どうしても思ってしまいます。

高齢者の8割の方が1回目の接種を終えたと報道されていました。8割はかなり高い割合と思います。あとは、若い方がどれぐらい接種を受けるかに今後の感染の動向がかかっていると思います。インターネットではワクチンのデマが問題となっているようですが、若い方にも積極的に接種してもらいたいものです。コロナに感染したときの症状は人それぞれですが、コロナ肺炎で呼吸困難がでた患者さんは、それはそれはしんどそうでした。それに比べるとワクチンの副作用なんてどうってことないと個人的には思います。

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