苦痛の少ない内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)
山口内科整形外科では、最新機器を使用し、内視鏡経験数15,000件以上の経験豊富な日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医・指導医の資格を持つ院長による検査を行っております。
麻酔を使用するなど、出来るだけ苦痛を軽減した内視鏡検査ができるように患者様のご希望に沿った検査をいたします。
1日の検査件数をしぼり、感染症対策も行っておりますので、安心して検査を受けていただけます。
・胃カメラと大腸カメラの同日検査
・日帰り大腸ポリープ切除
・検査前に下剤を飲まずに受けられる胃カメラ大腸カメラ同日検査
なども行っております。お気軽にご相談ください。
★現在の予約状況★
(2024.8.27更新)
平日の胃カメラ 数日以内でご予約可能です。
平日の大腸カメラ 9月20日以降でご予約可能です。
土曜日の胃カメラ 9月14日以降のご予約となります。
日曜日の胃カメラ 9月8日以降のご予約となります。
日曜日の大腸カメラ 9月29日以降のご予約となります。
※早めに検査ご希望の方は調整しますので、お気軽にお問い合わせください。
◉お支払いは、各種クレジットカード・QRコード決済なども可能です。
当院の内視鏡検査
内視鏡とは、細い管状のカメラを鼻や口、肛門から挿入し、胃や大腸を直接観察する検査機器です。内視鏡検査によって、日本人に多い胃腸のがんの早期発見につながることが多くあります。
近年では、機器の性能が向上し、苦痛も少なく、胃カメラでは10分以内、大腸検査では30分以内でほとんどの検査が終了します。
当院での内視鏡検査には、主に以下の3つがあります。
①「鼻からの胃カメラ」(経鼻上部消化管内視鏡検査)
②「口からの胃カメラ」(麻酔を使用した経口上部内視鏡検査)
③「大腸カメラ」(大腸内視鏡検査)
仕事が忙しくてなかなか休みが取れないといった方にも、できるだけ検査をうけていただきたいので、土日の検査や、胃カメラと大腸カメラの同日検査にも対応させていただきます。お気軽にご相談ください。
①経鼻上部消化管内視鏡検査(鼻からの胃カメラ)について
昔の胃カメラは、口から管を挿入するタイプで苦痛が伴いましたが、現在は鼻から細い管(先端部分が5mm程度)を挿入する苦痛の少ないタイプが一般的になっています。特に健診の胃カメラでは経鼻内視鏡が増えています。
鼻から挿入しますので、敏感な舌の付け根を刺激しないため、吐き気が起こりにくく、検査中に会話ができるのが特徴です。
鼻からの胃カメラでもご希望があれば少量の麻酔(鎮静剤)を使用することが可能です。
検査の流れ
検査前日
夕食は、夜7時頃までに、消化の良いものをとってください。
検査当日
朝食はとらないでお越しください(朝の薬がある場合には医師の指示に従ってください)。
水分(お茶やお水などの透明な飲料水)は、検査の1時間前まで取っていただくことができます。
検査前
鼻に出血を予防する薬剤をスプレーをし、麻酔の薬を塗ったチューブを鼻に入れて、鼻の麻酔を行います。
検査中
ベッドに左向きになった状態で検査を行います。
検査時間はだいたい10分ぐらいです。
麻酔(鎮静剤)を使用しない場合、内視鏡のモニターを見ながら検査を受けていただくこともできます。検査中に医師との会話も可能です。
病変があれば診断のために、青色の色素(インジゴカルミン)をまいたり組織を採取(生検)したりすることがあります。
生検をした場合、検査当日は刺激物やアルコール摂取は避けてください。
色素(インジゴカルミン)を使用した場合、便や尿が青みがかることがありますが、一時的なものですので、特に心配いりません。
②麻酔を使用した経口上部消化管内視鏡検査(口からの胃カメラ)について
口からの胃カメラは通常は直径9~10mmのカメラを使いますが、当院では鼻からの細いカメラ(直径5mm程度)を使用することで、カメラ挿入時ののどの痛みが出にくく、さらに苦痛の少ない検査を行っています。
以前は、細いカメラは画質が悪かったのですが、当院では最新機種を導入しており、通常径のカメラと同等以上の高画質での検査が可能です。
麻酔(鎮静剤)を使用することで眠っている間に検査を受けていただくことが可能です。
※できるだけ眠った状態で検査を受けていただくようにしていますが、麻酔の効果には個人差はありますので、完全には眠れず、ボーっとした状態で検査を受けていただく場合もございます。
検査の流れ
検査前日
夕食は、夜7時頃までに、消化の良いものをとってください。
検査当日
朝食はとらないでお越しください(朝の薬がある場合には医師の指示に従ってください)。
水分(お茶やお水などの透明な飲料水)は、検査の1時間前まで取っていただくことができます。
検査前
胃の泡を消す薬を飲んだ後、のどの麻酔を行います。麻酔のゼリーを3分間、のどに溜めていただきます。
のどの麻酔が終われば、腕に点滴を入れます。
検査中
ベッドに左向きになった状態で検査を行います。点滴から鎮静剤を入れ、薬が効いたことを確認後、検査を開始します。
検査時間はだいたい10分ぐらいです。
麻酔(鎮静剤)を使用しない場合、内視鏡のモニターを見ながら検査を受けていただくこともできます。
病変があれば診断のために、青色の色素(インジゴカルミン)をまいたり、組織を採取(生検)したりすることがあります。
生検をした場合、検査当日は刺激物やアルコール摂取は避けてください。
色素(インジゴカルミン)を使用した場合、便や尿が青みがかることがありますが、一時的なものですので、特に心配いりません。
検査後
検査後は目が覚めるまで、リカバリールームのベッドで休んでから帰宅していただきます(約1時間)。
《当院のリカバリー室》
鼻からの胃カメラと麻酔を使った口からの胃カメラ、どっちがよい?
一般的には口からのカメラのほうが高画質で、精度の高い検査が受けられます。
しかし、当院では患者様の苦痛の軽減を最優先としており、口からの胃カメラでも、鼻からの胃カメラで使用する高画質の細径内視鏡を使用しているため、画質は同じです。最新機種を使用し、苦痛の少ない検査と精度の高い検査の両立が可能です。
鼻からの胃カメラが適している方
- 検査後車の運転をする必要がある。
- 検査後にすぐに帰りたい。
- 検査中に画面を見ながら受けたい。
- 医師と話をしながら検査を受けたい。
麻酔を使用した口からの胃カメラが適している方
- できるだけ楽に検査を受けたい。
- 検査の不安が強い。
- 鼻が狭くて、過去に経鼻胃カメラが痛かった。
- 血がサラサラになる薬を飲んでいる。鼻血が出やすい。
- 検査後に運転する予定がない。
当院では、患者様と相談して、検査方法を決めていますが、可能であれば麻酔を使用した口からのカメラをお勧めしています。
なぜなら、それがもっとも苦痛が少ない方法と考えているからです。実際、ほとんどの患者様が楽な検査だったと仰られます。
過去に胃カメラで苦しい思いをしてトラウマになっている方、是非当院での内視鏡検査を受けてみてください。きっと思った以上に楽な検査が受けられると思います。
③大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について
大腸ポリープや大腸がんは、日本人の食生活が欧米化している現在、増加している疾患です。
便に血が混ざる方、便秘の方、便秘と下痢を繰り返す方、大腸がん検診で便潜血検査陽性だった方、飲酒や喫煙をされる方、40歳以上で一度も検査を受けたことがない方などは、一度検査を受けられることをお勧めします。
ポリープ切除をされたことがある方は2-3年毎の検査をお勧めします。
検査の流れ
検査前日
検査前日(できれば2-3日前より)消化の良い食事をとってください。検査前日の寝る前に腸の動きをよくする薬を内服していただきます。
検査当日
検査当日の起床後より前処置として2リットルの下剤(腸管洗浄液)を服用していただき、腸内の便をすべて出し切る必要があります。検査は午後からになります。(以前に下剤を飲むのがつらかった方は、下剤を飲まない大腸内視鏡検査も可能ですので、予約時にご相談ください。)
検査前
検査前に検査の説明をいたします。
検査中
肛門から内視鏡を挿入して、大腸(盲腸から直腸まで)と小腸の一部を直接観察します。
検査は20~30分程度です(個人差があります)。
もし病変が見つかれば、必要に応じて組織を採取する生検やポリープ切除を行います。生検を行った際には検査当日はアルコールを飲まないでください。ポリープ切除を受けられた方は1週間程度は激しい運動やアルコールは避けていただきます。
切除による出血リスクが高いポリープや癌が疑われる病変に関しては、総合病院などへご紹介させていただくこともあります。
留意事項
- 検査中は空気でお腹が張りますが、当院では胃カメラも大腸カメラも吸収の早い炭酸ガスを使用していますので、お腹の張りも軽く済むといわれています。お腹が張った場合も、検査後数時間でもとに戻りますので心配はありません。
- 麻酔を使った検査の後はベットで1時間ほど休んでから帰宅していただきます。
- 麻酔を使用した場合、検査当日は運転できませんので、公共交通機関やご家族の運転などでお越しください。
- ご高齢の方は、帰宅時にふらつくことがあるため、付き添いがある方が安心です。
内視鏡検査時の感染症対策
- 当院では内視鏡検査は完全予約制となっており、受付から会計まで、他の患者さんと接触することはほとんどありません。
- オゾン発生器による除菌や常時換気を行っております。
- 医師や看護師も手袋・ガウン・ゴーグルなどを着用し、感染予防を徹底しております。
- 内視鏡検査で使うマウスピース、生検鉗子やスネアと言った器具も、可能なものは全て使い捨ての製品を採用しておりますので安心して検査を受けていただけます。
- 内視鏡のカメラ本体はさすがに使い捨てができませんので、日本消化器内視鏡学会で推奨されている高水準洗浄機(最新式)にて使用後速やかに消毒・洗浄し、徹底した管理を行っております。
検査費用の目安(3割負担の場合)
・胃カメラ ¥4,000前後
・大腸カメラ ¥5,000前後
胃カメラ・大腸カメラの検査時に、組織検査を行った場合、追加で¥4,000~9,000
胃カメラの検査時にピロリ菌検査(迅速ウレアーゼテスト)を行った場合、追加で¥1,500
・大腸ポリープ切除 ¥18,000~25,000程度(組織検査料込み)
その他に診察料(初診料・再診料)などが必要な場合がございます。
※お支払いは、各種クレジットカード・QRコード決済も可能です。
検査予約について
- 胃カメラは予約サイトから仮予約が可能です。ホームページ上部のバナーからもご予約できます。
- 大腸カメラは事前診察が必要ですので、一度ご来院ください。予約サイトから診察予約も可能です。
- 検査が初めての方にはできるだけ検査前受診をお勧めしております。
- 胃カメラ・大腸カメラを同日にする場合、胃カメラを行っている時に下剤を流し、便通がおさまって腸が空になるのを待ってから、大腸カメラを行うことも可能です。(前処置室をご利用いただけます。)事前に下剤を飲まなくてよいため、下剤を飲むのが苦痛な方や下剤の味が苦手な方にお勧めです。年齢やお体の状態によってはお断りすることもありますが、一度ご相談ください。
- 絶食で来ていただければ、胃カメラは当日検査も可能な場合があります。お問い合わせください。